Googleサーチコンソールの登録方法|使い方・できることをカンタン解説
# アクセス解析
2021/09/29
Googleサーチコンソールは検索結果でのサイトの掲載順位を確認、管理、改善するのに役立つGoogleが無料提供しているウェブ分析ツールになります。サーチコンソールにサイト登録しなくても、検索エンジンの検索結果にサイトが表示されるようにすることはできますが、サーチコンソールに登録することで、クローラー(ホームページの情報を収集するロボット)にインデックスリクエストを出せたり、サイト内に発生している問題を確認や流入キーワード・掲載順位などのデータを取得できる、SEO対策やサイト分析になくてはならないツールです。
サーチコンソールの登録設定方法
サーチコンソールの登録設定する前に、Googleアカウントを持っていることが前提となります。
Googleアカウントをお持ちでない場合は、Googleアカウントに登録しましょう。
サーチコンソールの登録設定として、ツール上の設定とサイトかサーバ上の認証設定するとサーチコンソールを利用できます。
まずは、サーチコンソールにアクセスし、「今すぐ開始」からGoogleアカウントの登録情報(メールアドレス・パスワード)でログインします。
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
「プロパティの追加」をクリックします。
プロパティタイプの選択で、「ドメイン」「URLプレフィックス」のどちらかの方法で設定します。
ドメイン
http、https、wwwありなし、サブドメイン等、ドメイン全体が計測対象になります。
こちらの設定は、ドメインDNS設定の編集をして認証する方法になります。あまり馴染みのないことなので、設定方法がわからなかったり、DNS設定の権限を持っていないなどの場合は、「URLプレフィックス」で設定しましょう。
URLプレフィックス
指定したサブドメインまたはサブディレクトリなど、設定したドメインの一部のみが計測対象となります。
wwwありなしと http、https は別々に認識されます。計測したいURLが複数ある場合は、それぞれ設定する必要があります。
今回は、URLプレフィックスで設定します。
URLプレフィックスに計測したいURLを入力して、続行をクリックします。
所有権の確認画面が表示されます。複数の認証方から任意の方法を選んで指示された方法で設定します。
設定後、所有権確認画面内の「確認」をクリックすると所有権の確認が完了して、サーチコンソールが利用できます。
サーチコンソールでできること
検索順位やクリック率などを把握できる
「検索パフォーマンス」のメニューではGoogle検索からのサイト流入を把握できます。
Google検索以外からの統計は取れていませんが、検索されたキーワード、平均検索順位、Google検索結果ページでの表示回数などがわかります。
ウェブページに関する情報を確認できる
「URL検査」のメニューではウェブページがGoogleにどうに認識されているかを調べることができます。
インデックスされているかどうか、モバイル対応できているかなどが分かります。
また、URL単位でGoogleにインデックスリクエストすることが可能なので、新規ページの公開後やページ修正した際にリクエストするとインデックスされるまでの期間が短くなることが期待できます。
インデックスの状況を確認できる
「カバレッジ」のメニューではサイトの問題点をチェックできます。
ウェブサイトの各ページが正常にインデックスされているかどうかを確認できます。
エラー
- ウェブページが見つからない(404)
- ウェブページに「noindexタグ」が追加されている
- ウェブページにクロールの問題がある
noindexタグは、検索エンジンにインデックスされないようにするための施策のことです。
意図的にnoindexタグで施策しているのであればエラー表示されても問題はありません。
エラー解消の方法は、Google公式サイトのこちらのページを参考にして対応ください。
https://support.google.com/webmasters/answer/7440203
有効
ウェブページが正常にインデックスされている状態です。
有効(警告あり)
ウェブページは、インデックスされているが何らかの問題が確認されたときにカウントされます。
除外
除外は、noindexタグが付いているページやインデックスされたページが重複している際に増えます。
クローラーにサイトマップを送信できる
「サイトマップ」のメニューではXMLサイトマップ(拡張子が「.xml」)というファイルを送信できます。
XMLサイトマップとは、検索エンジンにインデックスさせたいページをリストアップしたファイルのことです。
そのファイルをクローラーに送信することで、そのリストのページを効率的に見つけてインデックスしてくれるので、サイトマップの作成・送信を行うようにしましょう。
サイトマップの生成は、オンラインツールがあるので、そちらで作成することができます。
sitemap.xml Editor
http://www.sitemapxml.jp/
検索結果から削除したいウェブページや画像をリクエストできる
「削除」のメニューではリクエストしたウェブページを検索結果に表示されないようすることができます。
リクエストがGoogleに承認された日から6カ月間は、検索結果に該当ウェブページが表示されないようになります。
6カ月の期限つきの一時的な削除ですので、期限を過ぎると該当ウェブページが再び検索結果に表示されるようになります。すぐに検索結果から非表示にさせたいときの応急措置と認識しておきましょう。
恒久的に表示したくない場合は、該当ページにnoindexを設定するか、ページを削除する必要があります。
ウェブぺージの読み込み速度が分かる
「ウェブに関する主な指標」のメニューではウェブページの表示速度を「良好」「改善が必要」「不良」のステータスで確認することができます。(過去90日で充分な解析データが集計されている場合に表示されます。)
具体的な改善内容のアナウンスはないので、Googleが無料提供している「PageSpeed Insights」を活用してページ改善するようにしましょう。
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
モバイル対応できているページか確認できる
「モバイルユーザビリティ」のメニューではウェブページがモバイル対応できているかどうかを確認できます。
エラーがある場合は、どのページにどういった原因でエラーがでているのかをチェックできます。
リンクされているウェブページを確認できる
「リンク」のメニューではウェブサイト内の内部リンクや、外部ウェブサイトからリンクされている外部リンクを確認することができます。内部リンクも外部リンクもSEOに影響を及ぼすものなので、定期的にチェックするようにしましょう。
ペナルティの確認と解除申請ができる
「手動による対策」のメニューではGoogleが定めるガイドラインに違反している場合、クローラーでなく、人が手動で検索結果の順位低下やインデックス削除といったペナルティを講じる場合があります。
そういった手動ペナルティを受けた際にに通知がされます。
問題が検出されたら詳細を確認して速やかに対処し、再審査リクエストを通じて手動による対策を解除してもらうようにしましょう。
まとめ
サーチコンソールはウェブサイトの運営・SEO対策には欠かせないツールです。
まだ利用していない方は、導入に時間はかかりませんので、すぐに登録するようにしましょう。
サーチコンソールだけではすべての解析ができるわけではないので、Googleアナリティクスといった他の解析ツールも併用して、サイト分析するようにしましょう。