動画コンテンツの重要性について
# Web デザイン
2021/12/23
ここ数年、自社のWebサイトやSNSなどに動画コンテンツを載せる企業が増えています。新型コロナウイルスの影響もあり、日本の総広告費が削減傾向にあるなか、2020年のインターネット広告費は前年を上回る結果となりました(電通「2020年 日本の広告費」より)。この記事では、企業のマーケティングにとっての動画コンテンツの重要性を詳しく解説します。
Contents
なぜいま動画コンテンツが重要なのか
コンシューマー向けのみならず、BtoB市場でも自社サイトにプロモーションや導入事例などの動画コンテンツを載せている企業もあり、今後もますますその需要は高まっていくといってよいでしょう。
ここでは、動画コンテンツが企業のマーケティングにとって重要な6つの理由をご紹介します。
1.動画を見るユーザーが増加
スマホや高速回線の普及によって動画を視聴する環境が整い、移動時間や隙間時間を利用して閲覧する人が増えています。総務省が13歳から69歳を対象に行った調査をまとめた「令和2年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 」によると、インターネットの利用時間のうち一番長いのは、全年代で「動画投稿・共有サービスを見る」でした。ステイホームで家庭にいる時間が増えたことも、動画視聴時間増加の後押しになっているといえるでしょう。
2.テキストにはない情報量の多さ
動画コンテンツの大きなメリットは、ズバリ情報量の多さです。音や映像で視覚的かつ直感的に伝えられるため、文章や画像をはるかに超える情報量を短時間で視聴者に届けられます。
3.記憶に残る
動画コンテンツは視覚や聴覚に訴えかけるため、テキストや静止画像のみのコンテンツに比べて記憶に残りやすいのが特徴です。米国イリノイ州 の動画コンテンツ制作会社VideoBreweryによると、80%のインターネットユーザーが過去30日間に観た動画コンテンツを思い出し、さらに46%は動画広告を見た後になんらかのアクションをしています。
4.効果測定の高速化
動画広告には、広告の効果を瞬時に測定できるメリットもあります。たとえばYouTubeアカウントに標準提供されているアナリティクスツールを使うと、単なる視聴回数だけでなく、平均視聴時間やチャンネルのパフォーマンス、トラフィックソースや視聴者が再生した他のチャンネルの動画などの確認が可能です。
5.拡張性
動画コンテンツはfacebookやTwitterなどのSNSとの相性も良いです。動画を見たユーザーがシェアを繰り返せば、SNSでつながりのある人に広く拡散できます。フォロワーが多いユーザーやインフルエンサーのシェアによるマーケティングは、これからも重要度を増すでしょう。
6.SEO効果
YouTube は世界最大の検索エンジンGoogleの傘下でもあり、Youtube動画は検索結果の上位に表示されることが多いです。また、動画コンテンツを掲載しているWebサイトは、検索エンジンによって優良コンテンツだと見なされるため、SEO効果も出やすくなります。
動画マーケティングの種類
動画コンテンツを使った広告にはどのような種類があるか、一例をあげてみましょう。
YouTube
コンテンツの配信だけでなく、さまざまな動画の再生前に流れる動画広告も掲載できます。
SNS
InstagramやfacebookなどのSNSに公式アカウントを作り、ユーザーの興味を惹くような動画を配信することで、企業のブランディングや新商品発表の場として活用できます。
バナー広告
Webサイトの一部に表示されるバナー広告はテキストや画像を使っているものが多いですが、最近では動画広告も多くなりました。
自社Webサイト
自社のWebサイトで動画コンテンツを配信する方法もあります。動画から自社サイトへとユーザーを流入させることが可能です。
動画コンテンツマーケティングを成功させるには
動画コンテンツによるマーケティングを成功させるためのポイントをまとめました。
ユーザーの視点に立って制作する
消費者の視点に立って制作しましょう。ユーザーエクスペリエンスを向上できるような動画制作を心がけてください。
ターゲット・目的を明確にする
集客したいのか、商品を売りたいのか、またどのような年齢層に向けた配信なのかなど、目的やターゲットを明確にしておくことが大切です。
効果を分析する
動画はあくまでもマーケティングのツールであり、制作・配信が最終目的ではありません。適切なKPIを設定し、こまめに効果を分析することが重要です。
まとめ
動画コンテンツは、企業にとって活用しない手はないと言っていいほど有効なマーケティングツールのひとつです。ユーザーへの訴求力を高めるには、プロによる良質なコンテンツ作りから始めるのがおすすめです。