【採用担当者の方必見】Z世代に響く採用コンテンツと効果的なWeb施策を解説!
# マーケティング
2022/02/09
近年、「Z世代」と呼ばれる新しいキーワードが登場しています
Z世代とは、「1990年代後半から2000年代の間に生まれた人々」のことを指しており、デジタル文化が浸透している時代に生まれた世代という点が特徴です。
Z世代の人達は、それ以前の世代とは異なる価値観を持っていることが多く、企業選びや働き方についての考え方も大きく変化しています。
そのため今後は、広報や採用活動の戦略も変えていかなければなりません。
そこで本記事では、「Z世代に響く採用コンテンツと採用活動での効果的なWeb施策」についてご紹介します。
この記事を読むことで、Z世代の価値観や特徴を知り、時代に合った採用活動の施策について理解することができます。
それでは順番に解説してきます。
Contents
Z世代の定義と特徴
Z世代は1996年頃から2015年頃の間に生まれた人のことを指しており、2022年現在で、7歳 〜 26歳を迎えた人が対象になります。
Z世代と呼ばれるようになった由来は、以下のように、世代別で呼ばれ方が分けられていたためです。
- 1960年代後半から1980年代の初めに生まれた人:X世代
- 1980年代前半から1990年代前半の間に生まれた人:Y世代(ミレニアル世代)
Z世代の人達は、「幼少期から、スマホやインターネットが当たり前の時代で生活をしている」という点で、X・Y世代と異なります。
また、最近ではリモートワークの普及も始まっていることから、働き方に対する価値観も変化しつつあります。
Z世代に見られる特徴の中から、仕事の価値観に直結するものを厳選すると、以下のような点が挙げられます。
- スマホで情報収集が当たり前
- 情報の取捨選択が得意
- 社会問題に対する関心が強い
- 個性や自分らしさを重視する
- ワークライフバランスを意識
これらの特徴を知ることは、Z世代の採用活動を行う上で重要です。
特に、情報収集の手段が、アナログの時代からオンライン完結型に変化しつつあるのは、採用戦略を立てる上で必ず考慮しておかなければならない点といえます。
Z世代に響く採用コンテンツとWeb施策は?
次に採用活動を進める上で重要な採用コンテンツと、効果的なWeb施策について解説していきます。
SNSは企業イメージの拡散に最適
企業のことを認知してもらうためには、SNSの活用は欠かせません。
オンライン上で人と繋がることが当たり前になっている現在、SNSを活用して、企業と個人間でのやりとりが行われる機会も増えてきました。
SNSは、個人間のやりとりを行う目的で使われることが多いかと思いますが、企業にとっては、多くの就活生に自社の情報を広く知ってもらうことができる強力な情報発信ツールでもあります。
従来は自社のWebサイトを通じて、就活生に企業情報を知ってもらう方法が主流でしたが、今では、「企業の認知はSNSから」といっても過言ではありません。
SNSで発信するコンテンツは、採用情報などの詳細よりも、企業イメージを認知してもらうことに焦点を当てて設計していくことが大切です。
たとえば、短時間で企業のことを広く知ってもらうために、以下のようなコンテンツが効果的でしょう。
- 社員紹介(社員インタビュー)
- 会社説明会の実施風景
- 社内の雰囲気
このとき、文章だけでなく、多彩な画像や動画などを交えてコンテンツ発信することで、より多くの就活生に関心を持ってもらいやすくなります。
動画コンテンツは企業活動の印象が残りやすい
上記で紹介した画像や短めの動画を使ったコンテンツに合わせて、比較的長めの動画コンテンツを発信することも効果的です。
動画コンテンツは、画像や文章などの静的なコンテンツに比べて、企業の活動が印象に残りやすいメリットがあります。
最近では、Youtubeでチャンネルを開設し、以下のような動画コンテンツを配信している企業も多数出てきています。
- 実際の採用面接の様子
- 社員のインタビュー動画
- 社員の1日ルーティン
Twitterなどの媒体で拡散力のある情報発信を行い、Youtube動画で企業のことを深く知るきっかけを作ることが、SNSを活用した採用戦略の1つといえるでしょう。
自社の採用サイトは企業情報の深堀りに有効
SNSを活用した画像や動画コンテンツは、知名度向上や企業イメージ定着に最適ですが、具体的な業務内容や求める人物像といった深い情報までは把握しきれません。
また、SNSから自社サイトに訪れた就活生は、その企業に対して、面接などのアクションを取りたいと考えている可能性があります。
そのため、採用活動に深く関わる情報については、自社で運営しているブログや採用サイトを通じて発信し、合わせて自社の魅力や強みをコンテンツに反映させることが大切です。
従来の採用サイトは、あくまで採用窓口としての役割がメインであり、自社の魅力や社風にマッチしている人物像などの情報は提供されていませんでした。
しかし現在では、以下のような魅力的なコンテンツを提供する企業が多数登場しています。
- 事業内容の詳細や事業誕生までのエピソード
- ワークライフバランスを考慮した職場環境について
- 最新のテクノロジー情報
- 書籍購入制度などの魅力的な福利厚生情報
- 勉強会など、業務外の取り組みについて
採用サイトの主な目的は採用面接や選考に進んでもらうことですが、興味を持ってくれた読者と真摯に向き合うためにも、他社にはない自社の強みや熱意を表現したコンテンツを発信し続けることを忘れてはいけません。
Z世代の採用を成功させるために意識すべきこと
ここまで、Z世代に向けた採用活動を行う上で知っておくべき採用コンテンツとWeb施策について解説しました。
ここでは、これまでの情報を踏まえて、Z世代の採用活動を成功させるために意識すべきことについて紹介します。
企業イメージや活動の認知は、SNSコンテンツから
インターネットの普及に伴い、多くの企業が魅力的なコンテンツを発信し続けています。
こうした質の高い情報が増え続けている中、ピンポイントで1つの企業に興味を持ってもらうことは至難の技です。
有名な大手企業の場合は、就活生側から面接の応募がされるケースが多いかもしれませんが、知名度が高くない中小企業などの場合は、まずは企業を認知してもらい、興味を持ってもらう必要があります。
情報の拡散力で強みを持つSNSコンテンツは、採用活動の初期段階から、多くの就活生に社風や事業内容を認知してもらう上で必須のツールです。
SNSコンテンツの拡散力はぜひ活用したいところですが、企業が認知され始めたばかりのときは、「ここは、どんな企業なんだろう?」と、様子をうかがっている段階でもあります。
そのため、拡散のタイミングでは、選考や採用の情報よりも企業イメージや事業内容が直感的に分かるようなコンテンツの方が効果的であることを認識しておきましょう。
目的に合わせて、アナログとデジタルを使い分ける
Z世代は、スマホで情報の取捨選択を行う機会が多いとお話してきましたが、紙媒体の情報発信ツールも、企業の印象が残りやすい施策の1つです。
紙媒体は、SNSなどのデジタルな情報発信ツールにくらべて、「企業側が伝えたい情報を漏れなく提供できる」というメリットがあります。
デジタルツールから受け取る情報はあまりにも多いため、読者に意図せぬ解釈をさせてしまう可能性があります。
ですが、パンフレットなどの紙媒体では、限られた紙面の中に本当に伝えたい情報を盛り込んで発信するため、企業側の意図した情報をキャッチしやすい状況を作り出せるのです。
そのため、Z世代に向けた採用活動では、「SNSで情報を拡散 → フォロワーに対して、紙媒体で特に伝えたい情報を発信 → オンライン上のセミナーやWeb説明会を開催」といった形で、アナログとデジタルの情報発信ツールを使い分けることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
デジタル情報であふれ返っている現代は、福利厚生や事業内容などの企業情報を文章のみでまとめたコンテンツは認知されにくく、Z世代採用の難易度を引き上げてしまいます。
また、近年の採用活動は、オンラインで完結させるのが一般的になりつつあります。
Z世代の採用活動を成功させるためにも、自社の強みの魅せ方を学び、画像や動画などの情報媒体を活用することで、直感的に興味を持ってもらえるような情報発信から始めてみましょう。